MTO

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2010年

改修 ・まちづくり

神奈川県横浜市の住宅地

住宅

敷地面積 322.41㎡(97.52坪)

延床面積 178.86㎡(54.1坪)

木造 ・地上2階

50〜60代の夫婦

2010年1月〜2010年2月

2010年3月〜2010年4月

ハウスメーカー型戸建住宅・リノベーション・住み替わり

横浜駅からもほど近い松が丘と呼ばれる住宅地にある木造住宅のBuilding Life Designである。

横浜の港が一望できる丘の上にたち、典型的なハウスメーカーによる戸建て住宅として、使いやすさと一定の強度を備えた建物である。

築40年近くなり、家族構成の変化に伴い何度か間取りに手が入れられるとともに、台所など設備の老朽化が目立つようになっていた。

戦後に大量供給された住宅に暮らす家族に典型的な状況ではあるが、ここでも独立して別居していた子供世帯が、親の高齢化に伴い、孫をつれて同居を検討する時期を迎えている。

そこで、まずは台所の改修を手始めに、現在の2世帯同居型から将来の3世帯同居への移行を見越した段階的改修が求められることとなった。

 

1期工事:台所改修

もともと壁向きに作られていたカウンターを壁を背にして居間の方向を向くよう開放的なプランに変更した。階段の形が表れた斜めのボリュームに呼応するように斜めの壁を設置し、長く固定化していた台所の空間に新たな要素が挿入されたことを印象づけている。仕上げ材なども昭和の戸建て住宅のレトロな個性を引き継げるようなものを選択した。

 

今後は、多世帯同居を想定して計画された雁行分節配置という特徴的な構成をいかしながら、段階的に減築→増築という形で暮らしながらの改修を予定している。

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